静岡家族問題研究会2008年6月例会
静岡家族問題研究会の6月例会を次の通り行いました。
テーマ:デンマークにおける高齢者住宅の最新事情
報告者:小川正光氏(愛知教育大学)
日 時:2008年6月20日(金)
18:30〜21:00
場 所:静岡県総合社会福祉会館2階 会議室
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2007年11月にデンマークを回って調査した高齢者住宅について、紹介があった。
デンマークの高齢者住宅は、1987年の「高齢者住宅法」制定に始まる。この法律は1997年以降、「公営住宅法」の中に包含されたが、1戸当たりの住戸面積の上限は67平方メートルと変更はない。この法律以降、高齢者は、たとえ要介護状態になっても、理念的には住宅に居住し、住宅でサービスを受けることになっている。以下、順に概要をまとめる。
1.Se1mersboアクティビティセンター
・職員計8名
・食堂:1日30−35名が利用。予約の必要はない。地域の高齢者ではない人も利用。
・作業室:高齢者が自分達で企画して進め(当時はクリスマスの飾り付け(バザーの売り物)を作成中)、会場として借りている。
・美容・足のマッサージ室
・高齢者住宅は1LDK(約65㎡)15戸。
2.Sophielund
・アクティビティセンター(食堂、図書室、作業室)を中心に、高齢者住宅と介護型住宅が時間を追って供給されている。
・高齢者住宅は、単身者用1LDK(約67㎡)、夫婦用2LDK(約80㎡)。日中はホームヘルパーが各種サービスを提供。夜間は夜間サービスに依る。
・介護型住宅は、8、9戸で構成されるグループホームが7棟あり、出入り口のドアは閉められている。各戸1LDK(約42㎡)で、中央に共用のリビングルームがある。職員は各棟に、昼間は3名。深夜は2名で3棟を受け持っている。
3.De Gamles By(18世紀中頃から)
・元もと大規模な老人ホームの医療専用棟として、1960年代に建設された建物を8年前に改築(介護型住宅?)。
・地下にはアクティビティルームがある。他と比較すると、ビデオ鑑賞など静的な活動が多い。
・住戸は1LDK(約40㎡)80戸。
・職員は各ユニットに(9または11戸)3人。夜間は3人で80戸を担当する。
4.Nybodergarden
・1977年に特別養護老人ホーム(プライエム)として建設された。規模が小さいため改修計画は無い。
・1LDK(約24㎡)54戸。27名ずつのユニットとする。職員は12名。
5.Mariendalszej14・18(高齢者コ・ハウジング)
・法律家やエコノミストの協会が建設。家賃が相場の4倍にも達しており、高すぎて不人気。共同の食事など、週1回ほど、入居者のうちで気が合う人が集まっている。共同のキッチンやプールなどがある。
6.Midgaardsgruppen(高冷者コ・ハウジング)
・1987年、9名の女性が建設。これによって高齢者コ・ハウジングの制度が出来た。公営住宅の一部を使っている。住戸は1LDK(約54㎡)。入居者は週1、2回食事を共にしている。
7.ある市の高齢者福祉、医療の概要と、夜間訪問介護に同行した際の様子など。
出席者:小沢映子(富士市市会議員)、永井鉄朗・富樫憲央・久岡雄介(静岡家庭裁判所)、林 幸子(保護司)、奈良修三(特養施設長)、大塚佐枝美(静岡家裁調停委員)、外山知徳・山脇貞司(静岡大学名誉教授)、冬木春子・小川裕子(静岡大学教育学部) 文責:小川裕子
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