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2009年4月 6日 (月)

静岡家族問題研究会2008年10月例会

 静岡家族問題研究会10月例会を次の通り行いました。

 テーマ:デイメイト イコーナ「だがしや楽校」訪問
 主催者:中川晴子氏
 日 時:2008年10月27日(月曜日)14:30〜17:00
 場 所:認知症対応型通所介護 デイメイト イコーナ(静岡市駿河区広野)

報 告:
 今月は、⑴小規模デイサービスの認知症の方々と、地域の子供たちとの世代間交流を行う、⑵放課後の子供の居場所づくりサービスを行うための広報活動をする、⑶シングルマザーが就労する場所として、自分の子供たちも参加できる企画を行う、という3つの趣旨にもとづいて、中川晴子氏らが主催する認知症対応型通所介護 デイメイト イコーナにおいて「だがしや楽校」を開設するというので、その見学に訪れました。以下は、その見学記、2点です。

A
 認知症老人と小さな子どもたちとの交流の難しさを良く理解することができました。また、年寄りにとっては、子どもと直接関わらなくても、目の前で子どもたちが動き回っているだけでも一つの刺激になるということも理解することができました。中川晴子さんから子どもがいるとお年寄りの心が落ち着くのはなぜかと問われ、子どもは許せる存在(イノセント)だからではないかと答えました。そして認知症の人の心を開かせる記号があり得るのかという問いには、子どもの存在はその一般的な例ではないか、しかし個人的なレベルにおいては一人一人違うので、このような活動の積み重ねの中から経験的に発見していくしかないのではないかと答えましたが、中川さんとの、このやり取りが、私にはとても勉強になりました。
 また、このような活動のための施設としては、階段が急すぎることと、最下段の先に空間的なゆとりのないこと、玄関の広さが不十分なことが気になりましたが、建築の実情をお聞きしてやむを得ないことかと思いました。
 2歳ほどの子どもを連れて始めて参加したという母親が、はじめは尻込みしていたのに、すっかり自信をつけてくれましたと言っていたので、是非またいらっしやいと声をかけておきました。子育て支援センターに行くより、余程子どものためになる場だと思ったからで
す。[記・外山知徳]

B
 以前からイコーナ付近は、散歩や買い物の途中に通ったはずですが、今回初めてその存在を知りました。中に入ると、とても清潔で明るく、中川晴子さんの優しいお人柄を肌で感じることができました。いつもせわしく動き回っている私にとって、高齢者や障害をもつ方と過ごす時は、時がゆったりと流れるように感じます。「何を私は急いでいるのだろ
う」という気持ちにさせてくれます。
 今回は、イコーナに「駄菓子屋」を設定し、子どもたちが駄菓子を買いに来るという設定
でした。私が子どもの頃は、100円をもって駄菓子屋に行って、「量」を競ったり、「質」で勝負をしたりした頃をなつかしく思い出しましたが、私の頃の駄菓子屋と比べると随分きれいな場所でした。少し遅い時間になって、ようやく近所の子どもたちがややってきました。どの子も目を輝かせて、楽しみにしていた様子が伺えました。子どもにとって、地域に「学校」でもなく、「塾」でもなく、「家庭」以外に安心できる場所をもつことは、どんなに心強いことでしょう。それは「心理的拠点」として子どもの世界を広げる足がかりになるのではないかと思います。そういう意味でイコーナの存在は、子どもにとって大きいのではないかと思います。
 残念ながら、高齢者と子どもとの交流はあまり見ることができませんでしたが、このような取り組みを続けるなかで、高齢者と子どもの間で「何」を「交流」するべきかという答えがでてくるのではないでしょうか。[記・冬木春子]

<参加者>稲垣田鶴美、小川裕子、酒井奈津美、田中 愛、外山知徳、中川晴子、冬木春子、山田香織

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